上司とのコミュニケーションが上手くいっていない時の改善策5つ

コーチングコラム

「上司とコミュニケーションが上手くとれていない」

「上司の考えと自分の考えにギャップがあるように感じる・・・」

などの悩みを抱えている方は多いと思います。

上司とのコミュニケーションが上手くいってない場合、的確な目標設定ができなかったり、業務の効率や生産性が下がったりなど、好ましくない影響が発生します。

せっかく好きで得意な仕事をしていても、上司とのコミュニケーションが良くないことで、仕事で成長ができず、思うようなキャリアパスを進めないのはもったいないですよね。

今回はそんな方へ、上司とのコミュニケーションの改善策をご紹介します。

上司とのコミュニケーションが上手くいってないことで生じるデメリット

上司と上手くコミュニケーションがとれていない場合、仕事上で多くのデメリットが生じます。

主なデメリットは下記4つです。

  1. 的確な目標設定ができない
    上司と普段からコミュニケーションが上手くとれていない場合、上司の求める目標と自分の目標にギャップが生じる場合があります。
  2. 的確な目標設定ができないことによって評価が下がる
    上司が何を求めているかわからないまま仕事をすることによって、評価が下がる可能性があります。
  3. 仕事のモチベーションが下がる
    コミュニケーション不足により、上司があなたのことをあまり知らない場合、間違った方法でモチベーションを上げようとしていることがあります。
  4. 仕事の効率性が下がり問題が発生する
    上司とのコミュニケーションが不足している場合、仕事の的確な進め方がわからないことによる、効率の低下が生じる可能性があります。

上司とのコミュニケーションが上手くいかない理由

それではなぜ上司とのコミュニケーションが上手くいかないのでしょうか。よくある理由をご紹介します。

  • 年齢差がある
    上司と部下の間に大きな年齢差がある場合、ジェネレーションギャップによる考え方の違いがあり、お互いの考えの理解が難しい場合があります。
  • 経験や知識の違い
    通常上司の方が仕事の経験も知識も多いので、自分をベースした仕事の質や進め方を、経験の浅い部下に求めてしまうことがあります。
  • コミュニケーションの好みの違い
    直球でものごとを伝えられる人とそうでない人がいます。上司と部下のコミュニケーションスタイルがことなる場合、上手く意思疎通ができないことがあります。
  • モチベーションの違いを理解していない
    人によって何でモチベーションが上がるかは違います。例えば、上司が部下のモチベーションを理解せず、自分にとってのモチベーションを押し付けている場合、部下は逆にモチベーションを失います。

上司とのコミュニケーション改善策5つ

それでは、実際に上司とのコミュニケーションをよくするための改善策をご説明します。

① 自分のことを知ってもらう

年齢や経験知識の差がコミュニケーションの隔たりになってしまうことがあります。怖がらず、まずは自分のことを上司に知ってもらいましょう。下記のようなことを知ってもらうことで、上司もあなたの成長のサポートをしやすくなります。

  • 中長期のキャリアビジョンや目標(上司の期待値とすり合わせるため)
  • どんなことでモチベーションが上がるか
  • 大切にしている価値観(ワークライフバランス、成長速度、新しい挑戦など)
  • 得意なこと、苦手なこと

② 上司の視点でも考える

部下が上司のことを知り、上司の視点でも考えることによって、よりコミュニケーションがスムーズになります。

上司の視点で考えると言っても難しい事ではありません。下記のようなことを意識すると良いです。

  • 仕事の相談をする際、忙しい上司が理解しやすいよう、あらかじめ論点をまとめる。
  • 仕事上のミスや問題は早い段階で報告する(部下は怒られたくないため、実際に起こってから報告することがあります。上司の視点から考えれば、対応できる時点で事前に相談してほしいと考えます)。

③ わからないことは積極的に教えてもらう

わからないことに関しては、積極的に上司にアドバイスをもらうことで、上司の方も頼られていると感じ、信頼関係を築きやすいです。信頼関係ができると、上司の方も部下の話や意見を聞いてくれるようになります。

また、アドバイスに関しては一旦素直に受け入れましょう。それによって上司は今度から積極的にアドバイスをくれるようになります。

ただ、行動に移す上で問題があったり矛盾点がある場合は、しっかり確認しましょう。受け入れるといっても、自分が疑問に感じることまで全て受け入れる必要はありません。

④ アドバイスをもらったらすぐに行動にうつす

上司からアドバイスをもらったら、すぐに行動に移すしましょう。

せっかくアドバイスをもらっても、行動にうつしていない場合、上司もなんでわざわざ相談をしてきたんだろうと思ってしまいます。

また、行動にうつしたら進捗状況を報告しましょう。進捗状況によっては対応策を変えるなどの調整が必要ですので、必ず報告してフォローアップをしてもらうことが重要です。

⑤プライベートの話もする

仕事の時とプライベートの時でイメージが違う人も結構います。

上司とはプライベートで会ったりまではしないかもしれませんが、チャンスがある時に趣味の話とかを聞き出すのはよいアイディアです。上司の価値観を知ることで、上司の視点で考えることもしやすくなります。

またプライベートの話を通して、自分の価値観もより知ってもらうことができます。

基本的な改善策ばかりですが、意外とできていないことがあるので、初心に戻って意識してみてください。

どうしても上司と相性が悪いときは異動や転職などの手段も考えるべき

こちらから色々働きかけても、上司が自分のことを理解しようとする姿勢すらもたない、勝手に自分と会社の利益のためだけに役割を振ってくるなどであれば、早めに社内異動や転職を考えた方が良いです。

特に30代の場合、今後のキャリアの方向性が決まる時期なので、今いる場所が自分の描く将来への道からかなり離れている又はずれている場合、早めの修正が必要です。その為に上司のサポートが必要なのですが、それが現状の上司から得られない場合は、早めに離れた方がかしこいです。

社内で別の部のマネージャーに内々で相談して、異動や社内公募にアプライするという手があります。もしくは大きく環境を変えるために転職活動をするのもありです。

もし転職活動をする場合は、現状の問題を解決できなければ意味がないので、解決したい問題を明確にして目的を達成できる機会を選びましょう。

まとめ

上司と上手くコミュニケーションがとれない時の改善策は下記です。

  1. 自分のことを知ってもらう
  2. 上司の視点でも考える
  3. わからないことは積極的に教えてもらう
  4. アドバイスをもらったらすぐに行動にうつす
  5. プライベートの話もする

上記を試してみても、どうしても上司と上手くいかない場合は異動や転職などの選択肢も考えましょう。

月曜日が待ち遠しくなる人が増えることを願っています!