「常に転職は視野にいれているけど、したい時転職ができるためには、何を準備すればいいのかわからない・・・」
こういった方が多いのではないでしょうか。
終身雇用の崩壊にコロナショックが追い打ちをかけ、大企業で働いていれば生涯安泰という時代は完全に終わりました。これからはほとんどの人が自分が望もうが望むまいが、少なくとも数回の転職を経験する世の中になると思います。
転職力=転職したい(しなければならない)時にいつでもできる力です。それは何か特別なスキルや経験だけではなく、転職という機会が訪れた時に、いつでもすぐに動ける準備をしているかどうかです。
実際転職エージェントで時代も、転職力が高い(準備ができている)方は、いざとなった時にスムーズに転職活動ができ、内定までのスピードが速かったです。
今回は意外と多くの人がやっていない、転職力を上げる方法を3つご紹介します。それらを行動に移することで、先行き不透明な世の中でも、いざとなったらすぐ動けるという自信がつきます。
① 務経歴書は必ず日英両方作成&最低年に2回は更新する
職務経歴書(外資系企業だとCV=Curriculum Vitae)って書いたことありますか?私は転職エージェント出身で、自身も転職を重ねてきたので、頻繁にアップデートをしていました。
私が転職エージェントで働いていてびっくりしたのが、以外と多くの人が職務経歴書を書いたことがないという事実です。明確な数字はわかりませんが、3割くらいの人は一度も書いたことがないという印象です。
転職エージェントと話すような人でもそんな感じなので、世の中の大半の人は職務経歴書を書いたことがないのかもしれないです。
職務経歴書を定期的に書くことによって、自分の成果やスキルの棚卸になる
職務経歴書って自分の「説明書」です。どういう経験をしてきて、どういう成果を出してきたのか、自分の強み、得意はどこにあるのかを説明するものです。
「あなたの仕事における経験と成果について話してください」と言われて、戸惑う方はいますか?もしそうであれば、自分の経験をちゃんと把握できていないということです。自分の仕事の経験、成果、得意なことを自身で棚卸するために、職務経歴書は絶対書きましょう。
仕事の経験値は毎年変わるはずです、特に外資系企業だとスピード感が早いので、最低年に2回は自分の経験を振り返って、新しく経験した事や成果を職務経歴書にアップデートしましょう。
職務経歴書を更新すれば、自分の経験とスキルを常に把握できるだけでなく、急に他社から声がかかり、キャリアアップのチャンスがきた時に瞬時に対応ができます。また、定期的にキャリアの棚卸しをしていれば、面接に戸惑うことも少ないはずです。
また、最近は英語の職務経歴書も必要な企業が多いので、同時に英語版もつくりましょう。エージェント時代、転職活動を始めてから、初めて英語の職務経歴書を作るという方もいました。作成に時間がかかってしまい、その間に応募受付終了ということもあります。
そんな事態は避けたいので、前もって必ず職務経歴書を作成し、定期的にアップデートしましょう。
日本では履歴書という独特の文化があります。履歴書は単に仕事の履歴を時系列で載せるだけですが、職務経歴書は「どんな仕事をやってきたか」を説明する場です。実際に関わったプロジェクトや責務に関して可能な範囲で記載しましょう。
② 信頼できる転職エージェントから最新情報を定期的に教えてもらい、市場感を知る
転職エージェントは転職ありきなので、キャリアの相談はしづらいというのは事実です。しかし一方で、専門性の高い転職エージェントの人は最新の市場動向、企業側のニーズ、転職事例などの情報を持っています。
もしちゃんと「NO」と言えるのであれば、定期的に信頼できる転職エージェントと話して、情報収集をすることがお勧めです。
業界の最新求人動向やリアルな企業側のニーズ、転職事例などを聞くことによって、自分の現在の市場価値やベストな転職タイミングなどを想定することができます。
ちなみに下記のような場合、信頼できない転職エージェントの可能性が高いので気を付けましょう:
- メールのレスポンスが遅く、誤字脱字が多い&メール文章が丁寧じゃない。
- 「今すぐ転職するつもりはないけど、最新の採用情報を知りたい」メールをすると返信がない。
- 面談前にいきなり求人票を送ってくる。
- 転職エージェント業界歴が2年未満(知識と経験が浅すぎる)。
- 担当業界を頻繁に変えている(専門性がない)。
転職エージェントと上手くお付き合いをして、転職力を高めましょう!
③ TOEICスコア700点以上を目指して勉強する
転職する上でTOEICスコアは非常に重要です。私は転職エージェント時代、主に外資系企業を担当していましたが、最低ラインとして700点程度を募集要項に記載しているケースが多かったです。
外資系や日本本社のグローバル企業の場合、TOEIC700点以下だと応募すらできない案件もあり、転職市場では不利になってしまいます。
ですので、まずは700点以上を目指して、定期的にTOEICを受験することをお勧めします。
TOEICで測れることは英語力だけではない
みなさんTOEICって実際に受けたことありますか?私は3回くらいあります。TOEICは2時間で200問に答えるマークシート式のテストです。
問題数が多い一方、内容は事前に過去問題をしっかりこなせば、対応できる内容です。多くの日本人は文法は得意なので、リスニング、長文読解、頻出単語対策をして何度か受験すれば、必ずスコアは上がるはずです。
その事実があるにも関わらず、TOEIC受験をしていない人が多いと感じます。TOEICは目標を定めて、対策し複数回受験をすればスコアは上がるので、良いスコアを持っている人は、行動力や戦略的思考力に長けているとも言えます。
実際に私が企業の面接官に聞いたところ、単に英語力を確認する為だけでなく、その人が自主的に目標をたて、達成に向かう行動力を測る指標として、TOEICに関して面接で質問をするという方もいました。
英語力だけでなく、目標達成力のアピールになるTOEICは絶対に受けましょう!
まとめ
意外と多くの人がやっていない、転職力を上げる方法は:
- 職務経歴書は日英必ず作成&最低1年に2回は更新する
- 信頼できる転職エージェントから最新情報を定期的に教えてもらい市場感を知る
- TOEICスコア700点以上を目指して勉強する
上記は今すぐに始められる行動です。しかし、意外とほとんどの人がやってないという事実があります。いつでも転職できる力をつけるために、今すぐにやってみましょう!